霊芝(れいし)の効能

中国では不老長寿の薬と讃えられ、今やその強い抗癌作用にも注目されつつある霊芝について簡単にまとめて説明しているサイトです。


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霊芝(れいし)とは?

霊芝(れいし=ganoderma lucidum)とは、
タマチョレイタケ目マンネンタケ科マンネンタケ属のキノコの事で、
昔はサルノコシカケ科に属していたことから別名「サルノコシカケ」とも呼ばれており、
万年茸(マンネンタケ)、霊芝草(れいしそう)とも呼ばれている。
「霊芝」と一口に言っても約60もの種類が存在しており、
その中でも食用・薬用として代表的なものは
  「赤霊芝」、「青霊芝」、「黄霊芝」、「黒霊芝」、「白霊芝」、「紫霊芝」の6種類が挙げられるが、
それ以外にも「鹿角霊芝」(ろっかくれいし)(注・・・六角霊芝ではありません。)と呼ばれる特別な霊芝も存在する。
現在では市場に流通されているものの多くが
人工栽培されている「赤霊芝」が占めていると言われている。


鹿角霊芝(ろっかくれいし)とは?

霊芝の変異体であり、外見上キノコの特徴とも言える「傘」がなく、
その形状が鹿の角に似ている事からその名前がついたとされている。
通常、成熟したキノコは傘を開いて胞子や有効成分を放出するものだが、
この鹿角霊芝は成長しても傘を開くことなく胞子や有効成分などの栄養を蓄え続けているため、
他のキノコ類や通常の霊芝などと比べても非常に多くの栄養分を含有している。
体内の免疫力を高め、抗癌作用もあると言われるベータグルガンの含有量だけ見ても、
通常の霊芝アガリクス約7.5倍もの含有量があり、
ベータグルガン以外でも直接癌細胞を抑制するキチン質・テルペノイド・多糖類などや、
生体機能改善に必要な薬効成分も多く含む事が判明している。


自然界においては数万本に一本とも、数十万本に一本とも言われており、
その歴史は古く、中国秦の始皇帝の時代より「幻の和漢薬」として珍重され、
後漢時代(25〜220)に編集されたとされる中国最古の薬物書『神農本草経』には
「上薬」、「中薬」、「下薬」の3つのランクの中の「上薬」として位置付けられ、
「久食軽身不老延年神仙」(久しく食すれば体が軽くなり、不老長寿を得て仙人となる)と記載されている。


霊芝の効能

霊芝には総じて免疫力の調整作用(双方向性)がある。
免疫力の調整作用とは、
免疫力が不足している場合には免疫力を強化させようとし、
反対に過剰な場合には緩和しようとする作用の事である。
癌を始めとして主たる病気の多くはこの”免疫力の異常”から発生する。
霊芝の有効成分として、
ベータグルガン、トリテルペノイド、ガノデランなどが挙げられる。


ベータグルガン
霊芝の有効成分の一つである”ベータグルガン”には
免疫力を向上させ、抗癌作用があると言われている。
薬物ではない為、
誰でも簡単にサプリメントなどで摂取する事ができ、免疫力アップに役立てる事が出来る。


●トリテルペノイド
別名、ガノデリックアシッドとも呼ばれており、
アトピー性皮膚炎や花粉症などに見られる
T型からW型までの非常に広い範囲のアレルギー反応を抑制する効果があるとされている。


●ガノデラン
ラムロース、ガラクトース、グルコース、ウロン酸などの糖類から出来ている多糖体の一種であり、
血糖値を下げる働きがあるとされている。


●それ以外の有効成分による作用
中枢神経作用、自律神経作用、呼吸器作用、循環器作用、利尿作用、肝臓作用、内分泌作用、
代謝作用、抗炎症作用、免疫作用、抗腫瘍作用、放射線防護作用、老化防止作用、抗菌作用など。


■癌■ ●有効成分ヌクレオチドによる血栓を防ぐ効果
・癌組織のまわりの血栓の除去効果で、
 癌患者に多く見られる血栓症による突然死を予防する。


・癌に起因する激痛は血栓による部分が多いが、
 霊芝の血栓抑制作用によってその痛みが緩和される。


・様々な種類の癌に対して効果があるとされているが、
 服用に際して高麗人参紅参と併用すればさらに効果が上がると言われている。


■糖尿病■ ●有効成分ガノデランによる血糖値を下げる効果
血中のインスリン分泌量を増やすことなく血糖値だけを下げる効果。


■その他■ ●その他数多くの有効成分による様々な効果
膠原病(こうげんびょう)、高コレステロール血症、白血病、不整脈、自律神経失調症、
ストレス性脱毛症、狭心症、慢性肝炎、脳卒中、気管支喘息、高血圧、高脂血症、痔(ぢ)、
神経衰弱、蕁麻疹(じんましん)、ストレス、前立腺肥大、低血圧、白血球減少症、慢性気管支炎、リウマチなど


上記以外にも霊芝には血液を綺麗にしてサラサラにする作用がある事が分かっている。


鹿角霊芝の抗癌効果

●そもそも癌とは何か?
癌とは、ある臓器にたった一つの異常な不死細胞が
あらゆる免疫の攻撃をかいくぐって生き残った結果にできるもので、
別名「悪性腫瘍」(あくせいしゅよう)とも呼ばれている。
このたった一つの異常な不死細胞(癌細胞)は免疫の攻撃をかいくぐりつつ、
自分が生まれた臓器から栄養分を吸い取りながら次々と自らの細胞をコピーし続ける事によって増殖し、
通常10年以上もの年月をかけて、
はじめて病院の検査でわかるような大きさになるまで成長する。
癌細胞は無治療のまま放置し続けると、
体内から栄養分を奪い取りながら無限に増殖しようとし、
「転移」と言って自らの分身を体中の至る所に無制限に撒き散らそうとする性質がある。


「末期癌」とは、体中に癌細胞が転移され尽くされてしまっているような状態などにおいて、
専門医から「もはや治療不可能である」と言い渡される事を言う。
通常、この場合「余命宣告」
(例えば「あなたの命はもってあと半年です」と言われるような事)を受け、
延命治療を受けるのみとなるが、
この末期癌の余命宣告を受けているような絶望的な状況から
奇跡的に完治したという前例も少なからず存在している。


現代医学においては何がどのように作用して完治したのかまでははっきりとは分かってはいないが、
そういった患者の多くが、
この鹿角霊芝アガリクスなどを摂取し続けていたという事が分かっており、
それらに含まれている「ベータグルガン」などの有効成分による効果なのではないかと推測されてはいるが、
霊芝アガリクスを摂取した患者の全てが完治したという事でもなく、
はっきりとした事は未だ解明されるに至ってはいないが、
末期癌の患者を完治させたと言う実績があるというのもまた事実ではある。


霊芝の副作用

効能の強い薬ほど副作用にも気をつけるべきであると思われている方も多いのではないかと思われるが、
霊芝は”アダプトゲン”としても有名である事もまたその評価を高める一因となっている。
●アダプトゲンとは?
体内の抵抗力を高めて健康に悪影響を及ぼすあらゆるものを撃退するものであると定義されており、
厳密には


1.毒性・副作用等がなく、服用者に無害である事。


2.作用が特定の対象に限定される事なく全体的に体内の抵抗力を高める事。


3.生理機能における正常化作用をもつ事。


これら全ての条件を満たすものの事をアダプトゲンと言う。
霊芝においては現在に至るまで、
このアダプトゲンの名に相応しく、これと言った副作用についての報告はなされてはいない。


この事からも分かる通り、
副作用についての心配は基本的にはする必要はないとは思われるが、
過剰摂取にだけは気をつけた方が良いのではないかと思われる。



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